■はじまりと活動内容

 

 

1. 炭焼き会のはじまり

 

平成12年当時の里山は、エネルギー需要・肥料材料の変化で手入れをしなくなり、荒廃が進んでいた。

そこで、里山の再生および環境保全上汚染の著しかった葛川の水質浄化を目的に、炭焼き窯を建設し、

木炭、木酢液、竹酢液作りが始まった。

 

 

2. 主な活動内容

 

・活動場所:一色(一色1867番地)内の

      山麓にある炭焼き小屋一帯を中心に活動

 

 

・活動日:毎月 日曜日及び水曜日

 

 

・時間:午前9時から12時まで

 

     

 

・内容

  

 ●木炭作り・・・間伐材の伐採、玉切、薪割り、詰め込み、

         火入れ、窯出し、切断、梱包

 

 
 ●木酢液作り・・タンクに採集、養生、ボトル詰め  

 

 ●竹酢液作り・・間伐材の伐採、玉切、分割、節取り、    

 

         詰め込み、火入れ、タンクに採集、蒸留、ボトル詰め

 

   ●果樹園等の下草刈り・・八重桜・柿・銀杏等果樹園の下草刈り

     
 ●販売活動・・・これらの完成品を町民の方々に販売  

 

 ●町の行事に参加・・・田植え、稲刈り、菜の花・ひまわりの

 

            播種、椎茸原木伐採・植菌作業

 

 
 ●野菜の栽培・・・活動拠点近くの畑を借り上げて野菜作り  
             

 

3. 今後のビジョン

●設立当初は吾妻山や町内各地に点在する神社・仏閣の間伐材を積極的に伐採してきたが、近年は近

 隣の方からの手持ち山の樹木伐倒依頼が散見される、これに対応できるように揃えて行行く。

 平成28年度は日本炭焼きの会の幹部を招いて炭焼き窯の点検や焼き方に関する指導をして頂いた。

 平成29年度以降は指摘事項の改善を行って生産量向上に取り組んできた。

 平成25年-30年 神奈川県が主催する「もりみず資源環境保全市民事業」助を受けた。

 令和1年から令和3年 花王主催の「みんなの森つくり事業」助成を受けた。

 令和4年から令和6年 国の林野庁管轄の「森林・山村多面的機能発揮対策交付金」の助成を受けて

 進行中。

 以上のような各種の助成金で活動機材を調達し、活動領域も拡大してきた。今後は助成金もさること

 ながら、近隣山の老木の伐倒作業の有料化・伐倒材を原資とした炭作りに注力してゆく。

●資機材は上述の補助を受け、機材を拡充し機動力も向上している(刈払い機13台・チ

 ェンソー13台・チルホール2台・エンジンブロワー1台・エンジン薪割機1台・軽トラ1台他)。

 近隣の里山ボランティア活動団体で、10数名規模動員できる組織は稀有である。

 樹木の老木化が進む中、樹木の伐倒・処理の活動案件を模索してゆく。

●地主の高齢化に伴い果樹園の管理委託案件が数件出ている。既に銀杏・八重桜等の実施事例も

 ある。当会の対応力に見合った案件をピックアップして活動原資とする様に取り組んでゆく。

●畑の土壌改良と活性化には木酢液が有用とされている。

 害虫忌避剤と共に町内の家庭菜園愛好家に今後すすめて行きたい。